『オイディプス王』ソポクレース

オイディプス王 (岩波文庫)
オイディプス王 (岩波文庫)藤沢 令夫

岩波書店 1967-01
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早速、1作目を読む。
話の筋は他所でも聞いていたが、実際に読んでみると格段に面白い。
結末を知っていても、オイディプスの感情の動きや苦悩が自然でかつ激しく感情移入しやすい。
人間の心というのは2500年経ってもほとんど変わりないなあ。
3作目のアンティゴネーよりも出来がよいと思う。
ソポクレースの特徴である(と思っている)長台詞がまた決まっている。
どうしてそう思うのかが的確に説明されていて、こういう描写のありかたも有りだと思う。
参考にしたい。
大したことではないが、クレオンの性格がアンティゴネーの時と変わってないか?

2005.11.28 記