『もしも宮中晩餐会に招かれたら』渡辺 誠

もしも宮中晩餐会に招かれたら―至高のマナー学 (角川oneテーマ21)
もしも宮中晩餐会に招かれたら―至高のマナー学 (角川oneテーマ21)
角川書店 2001-03
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タイトルがそのままの内容。
宮内庁管理部大膳課主厨であった方が作者なのでかなり説得力がある。
宮中晩餐会にむけてどのような準備をしないといけないのかを順を追って説明してくれる。
食事がどのようなものを出されるか、準備はどのようにされているのかなど裏方の話も織り交ぜていて、
純粋に読み物として興味深い。
この本の中で触れているマナーのあり方は我々のようなものには縁のないことだとは思うが、
最高級のマナーとは何かを知ることは普段どの様に振る舞えば良いかのよい指針となるだろう。
マナーとプロトコルの差異に言及していて自分がこれらを混同していたことに気付かされた。
どのような人でも一度読んでみると面白いだろう。
小説を書く人、特に歴史小説やファンタジーなどで高位の方を出す人は特に参考になるから読むべきである。

2006.2.1 記