『古典落語100席』立川志の輔
古典落語100席―滑稽・人情・艶笑・怪談…… (PHP文庫) | |
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見開き2ページに落語のあらすじを書いてある。
あらすじのみなのでやはり実際の落語のおもしろさには遠く及ばないのだが、
エッセンスは残してあるので、噺家が話す様を思い出しながら読めば充分行間が埋まる。
それぞれの噺に解説が付いていてその広がりも面白い。
巻末には落語豆知識という用語辞典が付いている。
知っている話もちらほらあったがほとんどは知らなかった。
落語というものに固定観念を抱いていたのかもしれない。
自分の知っていた落語はほんの一部で狭い世界しか知らなかった。
この本を読んで落語というものの広い世界にふれることが出来た。
この年にもなってほとんど落語の世界にふれることなく過ごしているのはもったいないことではないだろうか。
自分の幅の狭さを知るばかりである。
2005.12.25 記