『龍のすむ家』クリス・ダレーシー
龍のすむ家 | |
浅沼 テイジ 竹書房 2003-08 売り上げランキング : 27996 Amazonで詳しく見るby G-Tools |
子供と猫と竜が好きな下宿人の募集に釣られてやってきた主人公がそこの子供のために物語を書く。 しかしその物語は自分の力だけでは書くことが出来なくて自分に与えられた焼き物の竜と力を合わせて書くのである。 展開がわかりやすくてそのまま終わるかと思わせておいてラストはとても暖かい気持ちになるラストだった。 劇中劇のリスの物語もよく練られていて、15年も暖めたというのは伊達ではないと感じた。この本では竜達はほとんど活躍して無く、ほとんどの謎が解かれていないなのだが、 続刊があるようなのでそちらも読んでみたい。 ガズークスいいなあ。自分も欲しいと思わずにはいられない。 そういった柔らかい魅力のある作品。 好著だと思う。
2005.9.7 記